旧正月に映える『赤ネイル』

2024年2月14日

お正月はもちろんご存じの日本古来の風習ですよね。
では、『旧正月』ってご存じですか？？
最近よく耳にする『旧正月』。。。
一体『旧正月』ってなぁに？？と、思われている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

日本ではあまり馴染みのない『旧正月』。
ニュース番組などで、この期間に訪れるアジア諸国の観光客の映像や移動される方々の多さにびっくりすることがあると思います。
また、『旧正月』カラーといえば赤。といえるくらい街中にレッドカラーが充満していますよね。

『旧正月』って一体なんなのでしょう。

旧正月って何？？

旧正月とは、中華圏における「旧暦」のお正月（1月1日）のことです。
日本ではなじみの薄い旧正月ですが、中国、台湾、韓国、ベトナム、マレーシアなどのアジア圏には旧正月を祝う国が多くあります。

暦には大きく分けて、太陽の運行に沿って日数を数える「太陽暦」と、月の満ち欠けのみで日数を数える「太陰暦」、月の満ち欠けに沿った日付と太陽の運行を組み合わせた「太陰太陽暦」があります。

「太陽暦」はさらに、古代エジプトで使われていた「シリウス歴（エジプト歴）」や、古代ローマの政治家ユリウス・カエサルが制定した「ユリウス暦」、そしてローマ教皇グレゴリウス13世が制定した「グレゴリオ暦」などに分けられ、現在日本をはじめ、世界各国で使われているのが「新暦」ともよばれるグレゴリオ暦となります。
私たちに馴染みのある新暦は「グレゴリオ暦」で、日本のお正月は新暦における1月1日に祝われます。
そして、旧暦は「太陰太陽暦」で、旧暦のお正月の事を旧正月と呼んでいるのです。
旧正月っていつ？

旧正月はいつのことを指すのかご存じですか？
太陽の動きに沿った太陽暦では1年が365日（うるう年は366年）ですが、月の満ち欠けに沿った太陰太陽暦では約354日として、数年に一度「うるう月」を入れて季節と暦のズレの調整を行っています。
そのため、正月の日が異なります。
日本では新暦で正月（1月1日）を祝いますが、アジア諸国では旧暦の正月を重視して祝っています。
旧正月は旧暦に基づくお正月なので、新暦に置き換えると毎年日付が変わるのが特徴です。目安としては、1月下旬から2月中旬頃が旧正月となります。

2024年：2月10日
2025年：1月29日
2026年：2月17日

旧正月を祝うアジア諸国では、旧正月の前後1週間ほど、お正月をお祝いする長期休暇になることも多いです。
ニュース番組などで旧正月の長期休暇に向かう中華圏の方々の映像や日本に旅行に来るアジア諸国の人々の姿を、見たことがある方は多いのではないでしょうか。
どうして日本ではお祝いしないの？

では、なぜ日本は旧正月を祝わなくなったのでしょうか？
日本はアジア圏の国の中で、旧正月を祝う風習のない数少ない国の1つです。
どうして日本は祝わなくなったのでしょうか？

日本でも、明治維新の前までは旧暦が使われており、お正月も当然旧正月の時期にお祝いされていました。新暦になっても旧暦を元にした様々な風習が残っている中、なぜ旧正月を祝わなくなったのかについての理由ははっきりとはしておりません。
一説には、欧米諸国の文化を積極的に受け入れていた時期であったためともあります。

残念ながら旧正月の風習はなくなってしまいましたが、今でも毎年横浜や神戸の中華街では旧正月を祝うイベントが行われておりますので、足を運んで雰囲気を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
旧正月カラーとは？

旧正月をお祝いするアジア圏では、旧正月になると赤い灯篭や提灯が飾り付けられ、
花火や爆竹を打ち上げ、派手にお祝いが行われます。
赤は旧正月のメインカラーといえますが、中華圏では「紅（ホン）」と表現され、縁起の良いカラーだそうです。

また、黄色は黄金（お金）を表し、白は清める（清めることで開運を願う）意味合いがあるそうです。

あらゆる物に赤が彩られ、身につけるものも赤に統一されることが多い旧正月。
是非指先も素敵なレッドカラーで彩り、旧正月に映える指先を演出してみませんか?